[デジイチ初心者メモ] 絞りとシャッタースピードの表現の違い

[デジイチ初心者メモ] 絞りとシャッタースピードで簡単に説明しましたが、この2つを調整することで、写真の雰囲気がかなり変わります。「実物を見た方がはやい!」ということで、サンプルを撮ってきました。

絞りによる違い

絞りで被写界深度が変わるのですが、「それが変わったらどー違うの?」というのは『撮影対象を際立たせて、きれいにみえる雰囲気をつくれる』といったとこでしょうか。下2つの写真が絞り値を変えて撮った写真です。

【絞り優先 F32 で撮影 Photo by NEX-5N 】
絞り値F32で撮影

【絞り優先 F5.6 で撮影 Photo by NEX-5N 】
絞り値F5.6

この2つを見比べると2つめのF5.6で撮影したほうが、撮影対象がはっきり浮き出て雰囲気のある写真になっているかと思います。1つめの写真よりも被写界深度が浅い状態です。

商品撮影や人物を撮影する場合、絞り値を小さくすることで、撮影対象が浮かび上がり、きれいに見えるいい雰囲気の写真になる!」と覚えておきましょう。

シャッタースピードによる違い

シャッタースピードによる違いは「動きの雰囲気」です。

【シャッタースピード優先 1/4000秒 で撮影 Photo by NEX-5N 】
1/4000秒で撮影

【シャッタースピード優先 1秒 で撮影 Photo by NEX-5N 】
1秒で撮影

シャッタースピードが速いと、1つめの写真のように、瞬間を切り取り停止した感じになり、遅いと2つめのように水の流れる雰囲気のある写真になります。

子供や動物が遊んでいるところを撮る場合、「動かないで!」といっても、なかなかいうことを聞いてくれません。。。こういう場合は、被写体がぶれないようにシャッタースピードをできるだけ速くして撮影するのが、てっとりばやいです。

少し動きをだしたい場合は、シャッタースピードを少し遅めにして、被写体の動きにあわせカメラを動かして撮る、という方法があるんですが、これがなかなか難しい。タイミングがぴったりあわないと、何もかもがぶれまくり。まあデジカメのよさは、何度取り直してもフイルムがなくなる心配がないので、シャッタースピードを調整しながら何度もチャレンジするのもありかと思います。

デジカメまかせのフルオートでも十分きれいな写真が撮れますが、いろんな雰囲気の写真を撮るには、絞りとシャッタースピードを自分で調整できると、より雰囲気のあるいい写真が撮れるかと思うので、いろいろ挑戦してみてください。

といいながら自分も初心者なので、もっと使いこなせるよう、いろいろ試していきたいと思います。