[デジイチ初心者メモ] 絞りとシャッタースピード
コンデジだとあまり気にしたことがない「絞り」と「シャッタースピード」ちょこっと調べて見ました。
「絞り」について
「絞り」とは、読んで時のごとく絞るんですが、何を絞るのかというと「光の量を調整する穴」です。
カメラには光量を調整するためのカーテンのようなものがついていて、これを開いたり、閉じたりすることで光の量を調整します。
この絞りの状態を、絞り値(F値、Fナンバー)「F1.4」「F11」という表記で表します。数字が小さいほどカーテンが開いた状態で、大きくなるほどカーテンが閉じている状態、といった感じです。
絞り値が小さいほど入ってくる光の量が多くなり明るくなる(明るく映る)ということになるんですが、光の量については「シャッタースピード」も関係するので後ほど。
あと絞りは「ぼけ」を調整するという重要な役割があります。このぼけ具合を「被写界深度」といい、ピントがあった場所以外がぼける範囲が広いと「被写界深度が浅い」、ぼけの範囲が狭いと「被写界深度が深い」といいます。
絞り値が小さいほど被写界深度が浅くなります。
人物や商品撮影するときには、絞り値を小さくすることで、背景をぼかし撮影対象を際立たせることができます。
「シャッタースピード」について
シャッタースピードは、シャッターが開いている時間のことです。シャッタースピードは1/100秒とかで表示されます。手ぶれというのは、シャッターが開いているタイミングでカメラが動いてしうことでおこるんですが、もちろんシャッタースピードが速い程、手ぶれがおきやすくなります。
「じゃぁ、手ぶれしないように、シャッタースピード速くするりゃいい!」と思ってしまいますが、『シャッタースピードが速い=光を取り込む時間が短くなる=暗くなる』ということになります。
「適正露出」について
きれいに写真を写すには、カメラに十分な光を取り込む必要があります。きれいに写真を写すために、ちょうどよい明るさを「適正露出」といいます。絞り値とシャッタースピードを調整し、適正露出の状態にしないと、写真が暗くなったり、明るすぎて白っぽくなったりしてしまいます。
絞りとシャッタースピードの関係を簡単にまとめると、
絞り値を小さくすると明るくなり、シャッタースピードがはやくても十分な光が取り込める。しかし被写界深度が浅くなり、ぼける範囲が広くなる。
絞り値を大きくすると暗くなり、シャッタースピードを遅くして光を取り込む時間を長くする必要がある。被写界深度深くなり、ぼける範囲が狭くなるが、動きのあるものが、ぶれて映る。
といった感じでしょうか。
カメラ本体の機能で「絞り優先モード(絞り値を自分で決め、あとはカメラ任せ)」「シャッタースピード優先モード(シャッタースピードを自分で決め、あとはカメラ任せ)」がついていると思うので、どちらかを選んでいろいろ数値を変えて試していくと、写真の雰囲気の変化が実感しやすいです。
「絞り」と「シャッタースピード」の関係を頭に入れておくと、自分の思い通りの写真が撮れる日も近くなるはず?