jQueryを使ってみよう。(基本編 セレクタ1)
さて前回jQueryをダウンロードしましたが、今回は実際にjQueryを使う際に必要になる基本セレクタについてを勉強します。
まずセレクタとは何なのかを簡単に説明します。
下記のようなHTMLがあったとします。
<html> <head> <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=UTF-8"> <title>jQueryを使ってみよう。(基本編 セレクタ1)</title> <script type="text/javascript" src="../jquery-1.2.6.min.js"></script> </head> <body> <p>Pタグのみの指定です。</p> <p id="idtxt">Pタグに「id=idtxt」を指定しています。</p> <p class="classtxt">Pタグに「class=classtxt」を指定しています。</p> </body> </html>
このPタグ内のテキストの色をそれぞれ変更する場合、例えばCSSで下記のように指定すると思います。
p { color: red; } p#idtxt { color: blue; } p.classtxt { color: green; }
CSSではPタグのみの指定、ID名を割り当てて指定、Class名を割り当てて指定、という風に記述します。
jQueryでもCSSのようにHTMLタグ、ID名、Class名を指定し該当するものに対して処理を実行する、といった記述をします。プログラムで何か処理をする場合、何処に対して何をしろ、という命令を記述します。「何処で何をする」の「何処で」にあたるもの、これをセレクタと言います。(以下セレクタと呼びます。)
それでは上記のCSSをあえてjQueryで記述してみます。
<html> <head> <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=UTF-8"> <title>jQueryを使ってみよう。(基本編 セレクタ1)</title> <script type="text/javascript" src="../jquery-1.2.6.min.js"></script> <script language="JavaScript"> $(function (){ $("p").css("color","red"); $("p#idtxt").css("color","blue"); $("p.classtxt").css("color","green"); }); </script> </head> <body> <p>Pタグのみの指定です。</p> <p id="idtxt">Pタグに「id=idtxt」を指定しています。</p> <p class="classtxt">Pタグに「class=classtxt」を指定しています。</p> </body> </html>
「$(“p”).〜、$(“p#idtxt”).〜、$(“p.classtxt”).〜」と$(“”)内にHTMLタグ、ID名、Class名を記述し、次にフォントカラーを赤にする、という記述になります。「何処で=$(“p”).」「何をする=css(“color”,”red”)」といった感じです。
またセレクタを複数指定することもできます。「,」カンマで区切るだけです。
$("p#idtxt,p.classtxt").css("font-size","24px");
このようにセレクタの記述方法は、これを知ってないと始まらない!っというとても重要な要素です。CSSを触る方であればすぐにピントくると思うのですが、CSSを触ったことのない方は少し戸惑うかもしれません。上記のサンプル等を少し自分で書き換えてみたり、いろいろ試してなれて下さいね。
次回も引き続きセレクタについて勉強していきます。