jQuery – メニューをスクロールに付随させてみる
最近国内のサイトでもちょくちょく目にするようになった「スクロールに付随するメニュー(「ユニクロ 特集/+J FINAL COLLECTION | MEN – ユニクロオンラインストア[store.uniqlo.com]」のページの少し下の方にあるメニュー一覧のような動きになるもの 2011年12月2日時点)」を実装してみます。
この実装はすごく簡単で、スクロール位置と固定する要素の位置を比べ、スタイルを書き換えるだけです。
jQuery メニューをスクロールに付随させてみるサンプル(headerFixedBoxを固定)
jQuery メニューをスクロールに付随させてみるサンプル(asideFixedBoxを固定)
サイドバーに固定要素を置く場合は、フッターにかぶってしまうことがあると思うので、それを回避するように条件を加えてみました。
$(function(){ floatBox("#headerFixedBox"); floatBox("#asideFixedBox", 1); //ele=固定する要素、flag=サイドバーに固定する要素があり、フッターにかぶらないようにする場合に「1」を指定 function floatBox(ele, flag) { //固定する要素を取得 var box = $(ele); //固定する要素の位置を取得 var fixed_box_offset = box.offset(); //固定する要素のサイズを取得 var box_size = {"width": box.width(), "height": box.height()}; //フッター要素の位置を取得 var footer_box_offset = $("#footer").offset(); //スクロールイベントが発生したら実行 $(window).scroll(function() { //スクロール位置を取得 var scroll_val = $(this).scrollTop(); //固定する要素の位置よりスクロール位置が大きくなれば... if(scroll_val > fixed_box_offset.top) { //固定する要素にtop:0が指定されていなければ... if(box.css("top") != 0) { //スタイルを追加 box.css({ "position": "fixed", "z-index": 999, "width": box_size.width, "height": box_size.height, "top": 0, "bottom": "auto" }); } //フッターがあり、横メニューがかぶらないようにする場合は... if(flag == 1) { //フッターの位置よりスクロール位置が大きくなれば... if(scroll_val > (footer_box_offset.top - box_size.height)) { //スタイルを追加 if(box.css("bottom") != 0) { box.css({ "position": "absolute", "z-index": 999, "width": box_size.width, "height": box_size.height, "top": "auto", "bottom": 0 }); } } } //固定する要素の位置よりスクロール位置が小さければ... } else { //固定する要素のstyle属性を削除 box.removeAttr("style"); } }); } });
あとは固定する要素の位置を取得するための、もととなる要素のCSSに「position: relative;」を指定します。
/* #headerFixedBoxのもととなる要素 */ #wrap { position: relative; margin: 0 auto; width: 900px; } /* #asideFixedBoxのもととなる要素 */ #aside { position: relative; float: right; width: 280px; min-height: 1600px; background: #111; color: #eee; }
と、これでスクロールしてもついてくるメニューの完成です。
コピペですぐ使えるように関数化しているのですが、関数内にフッター要素のIDを直接していしている箇所があります。もし利用される場合は、関数内の「#footer」のところを、ご自身のサイトのフッターに割り当てているIDに変更してください。
//フッター要素の位置を取得 var footer_box_offset = $("ここを書き換え").offset();
今回はスクロールしてもついてくるメニューということで簡単なものをつくりましたが、これを元にして、ある一定箇所までスクロールしたら要素を表示させる、といったこともできます。
ソースをいじってテストできるようにJS Binにも置いておきました。いろいろ確認してみたい方はどーぞ。